転勤で引っ越しが多いと、ベッドやデスク・収納家具など、その時住む家によって配置できる広さは異なるので、新しいものに入れ替える必要がありますよね。
そんなあなたにぴったりなのが、必要な家具を必要な期間だけ使うことができる無印良品の月額定額サービス。
これは1年・2年・3年・4年のプランから利用期間を選択し、期間終了後は返却・延長・買い取りが選べる「買ってもよし、借りてもよし」のサービスです。
とはいえ、月額料金が期間中合計でも商品価格以下に設定されているのに、「意外と高い」と感じている利用者もいるようなのです。
そこで今回は、利用する際にネックとなっている料金があるのか、また「高い」と感じたら途中解約はできるのか、無印良品のサブスクの特徴を調べてみました。
無印良品のサブスクは配送料がネックだった?
まず、お店で家具を購入した場合は自分で持ち帰ることができるので、家具の値段以外の料金が発生することはありませんよね。
ところが、サブスクを使う場合はネットで注文した後に自宅へ配送されるため、家具の値段とは別に配送料がかかってしまうのです。
主に配送料は次の2つの区分に分けられます。
商品1点ごとに配送料がかかる区分
1つ目に、生活する上で必要なほとんどの家具は、商品1点ごとに配送料がかかる区分に該当します。
たとえば収納ケースは500円、小型家電製品は1000円かかります。
また、椅子や布団は2500円、大型家電や自転車は3500円かかるようです。
さらに土日・祝日にお届け日を指定した場合は、1点ごとに追加配送料が1000円かかりますので、これでは配送料の合計が家具の料金を上回る可能性があり、高いと感じる人がいるのは無理もないことが分析できますね。
1回の配送ごとに配送料がかかる区分
2つ目に、住む家によって合わせなければならないのがカーテンですが、オーダーカーテンは1回の配送ごとに500円の配送料がかかります。
また、オーダー品は生産工場からの配送になるため、工場からの配送が分割されることもあり、その場合は分割して配送される度に毎回500円かかります。
日の当たり具合や窓の大きさなど、ある程度は条件に合ったものが必要で、柄や素材など、すべてを自分の好みに合わせてしまうと特注品になるため、配送料を含めると割高になる可能性も!
本当に生活する上で必要な条件なのかをよく考えて注文することが重要ですね。
無印良品のサブスクは途中解約できる?
とはいえ急に引っ越しが決まり、早めに家具を準備しなければならない時には、見通しが立てられないけどとりあえず契約し、使っているうちに「やっぱり高いから辞めよう」なんて思うこともあるでしょう。
この場合、次の2つに注意すれば途中契約も可能です。
最低利用期間を守る
1つ目に、無印良品のサブスクは契約した期間の半分までの期間を「最低利用期間」として定められています。
そのため、最低利用期間より前に解約すると、中途解約金の15000円と、商品回収費用の3000円を請求されるので要注意です。
それだけでなく、最低利用期間を超えていたとしても、契約期間の途中で解約すると、商品回収費用の3000円を請求されることを覚えておきましょう。
月末に回収できるように見通しを立てる
2つ目に、利用料金は契約日とは関係なく月末締めになっているので、商品の回収予定日の月を最後の月として、1か月分の月額利用料金が発生します。
そのため、なるべく月末に回収してもらえるように店舗へ相談しましょう。
また、みんなが一斉に新生活の準備をする2月から3月は混み合うので、転勤が決まったら早めに見通しを立てることが重要です。
まとめ
引っ越しの度に家具を運ぶのは多大な労力がいるため、必要な期間に利用してその都度回収してもらえるのは便利な方法だと思います。
しかし、配送料がかかったり、最低利用期間が定められていたりと、検討しなければならない点もいっぱいです。
小型家電製品やカーテンは愛着のあるものを自分で購入し、布団や収納ケースなど、その家によって変えたいものはこのサブスクを利用するというのも、1つの方法かもしれませんね。
慌てて契約して後悔することのないように、早めに見通しを立てながら自分に合った利用方法を考えてみましょう。