パンにのせて食べてよし。カレーやパスタ・野菜炒めに入れて食べてもよし。おかずとしてそのまま食べるのもよし。
このようにさまざまな場面で食卓に並ぶソーセージですが、色々なバリエーションで食べられるからこそついつい買い込み、何も考えずに冷凍してしまうことってありますよね。
今回はそんなあなたの家の冷凍庫に眠っているソーセージを簡単に美味しく食べる方法はあるのか調べてみました。
冷凍したソーセージはそのまま焼いていい?焼き方はある?
初めに、ソーセージは凍ったままで焼くと、「表面だけが焦げて中は冷たい」なんてことが起こりがちです。
だからといって常温で急速に自然解凍するのも、うまみが逃げ出してしまう原因になりかねません。
ソーセージは元々冷蔵品として売られています。
ですから、冷凍庫から出した後は冷蔵庫でゆっくり自然解凍するのが望ましいようですよ。
またお弁当や朝食に使いたい場合は、前日の夜のうちに冷凍庫から冷蔵庫に移し替えておくこともポイントのようですね。
とはいえ、ときには移し替えるのを忘れ、忙しい朝にゆっくり解凍している時間がなくて困ってしまう日もあるでしょう。
そんな時は蓋をして蒸し焼きにすると、凍ったソーセージも中までしっかり焼けて美味しくなるようですよ。
やり方は次の通りです。
- 中火で暖めたフライパンにオリーブオイルとソーセージを入れる。
- 中火に近いくらいの弱火にして蓋を閉めて中までしっかり加熱する。
- ときどき蓋を揺らす。
- 焦げないように15分焼く。
- 蓋を開けてキッチンペーパーで余分な油を吸い取る。
ただし、そのまま焼く方法を好む場合は、冷凍する前にあらかじめ切っておきましょう。
カットしてから冷凍すると火の通りが早くなるので、忙しい時でもパパッと調理できますよ。
冷凍したソーセージをボイルする時の時間は?焼くのとどちらがいい?
さらに、冷凍ソーセージは焼くよりもボイルすると中までしっかり暖まり、パリッと張りのある食感で美味しく仕上がります。
ボイルする時間は親指程度の太さ(直径20㎜未満)のウインナーソーセージであれば4~5分、直径36㎜未満のフランクフルトソーセージなら8分くらいが目安です。
でも、高い温度でグラグラ茹でると肉のタンパク質が壊れ、ソーセージが破裂してしまいます。
これではせっかくの肉汁が茹で汁に流れ出て味が落ちるので、80℃くらいの湯でゆっくり茹でるように注意しましょう。
茹でる直前にソーセージを冷凍庫から取り出して沸騰した湯へ投入することで、温度が下がってちょうど80℃くらいになるようですよ。
またしっかりとお湯につけて茹でることで、皮が破れたり油が流れたりすることを防げるので、冷凍しているソーセージを全部使ってしまいたいからと言って、鍋から飛び出すくらい詰め込まないことも大切です。
意外と知らない!ミートガイのソーセージ
しかし、ここまでボイルすることの良さを説明しましたが、ソーセージによってはボイルをオススメできないものもあります。
それはミートガイのソーセージ!
なぜなら、ミートガイのソーセージには香辛料がたくさん入っており、お湯で茹でてしまうとそのうまみがお湯に溶けて逃げてしまうからです。
この場合はソーセージを鍋に入れ、ソーセージが少し隠れるくらいビールを注いで茹でると美味しくなるようですよ。
ただし、沸騰させるくらいの強火で茹でると肉汁が流れてしまいますので、沸騰しそうになったらすぐに火を弱め、80℃の温度で10分ほど茹でるように注意しましょう。
まとめ
せっかくたくさん買ったところが何も考えずに冷凍し、調理方法が分からなくて廃棄してしまうのは大変もったいないですよ。
前日に冷蔵庫で自然解凍して焼いたり、温度や火加減に注意して茹でたりと、ほんの少し工夫をすれば冷凍でも十分食べられます。
あなたも実践して食品ロスを減らしましょう。