私は牛乳が苦手だけれど、プロセスチーズは大好き。
そのため、プロセスチーズを朝食やおやつに食べて、歯や骨を丈夫に保つカルシウムを補っていこうと考えています。
ところが、この話を友人にすると、
「糖質とカロリーが高いし添加物が入っているから危ないよ」と、
心配されてしまいました。
そこで今回は、プロセスチーズは体に悪い添加物が本当に含まれているのか、また糖質とカロリーはどれくらいなのかを調べてみたいと思います。
プロセスチーズに添加物は含まれる?体に悪いの?
まず、一般的にチーズとは、乳牛・水牛・ヤギの乳を乳酸菌と酵素で発酵させて作られたナチュラルチーズを意味します。
そして、このナチュラルチーズが安定した品質を保ち、比較的長時間保存できるように加工されたのがプロセスチーズであるため、プロセスチーズには2つの添加物が含まれているのです。
では、この2つの添加物について1つずつ説明していきましょう。
カラギーナン
1つ目は、原材料表示では「安定剤(増粘多糖類)」と言う名称で表示されている『カラギーナン』です。
これは紅藻類という海藻から抽出して作られており、ナチュラルチーズに粘り気を与え、なめらかな食感にする役割を持っています。
しかし、摂取しすぎると次のような病気を引き起こす可能性があるので要注意です。
- 胃潰瘍
- 潰瘍性大腸炎
- 癌
とはいえ、海藻から抽出して作られるということは、元々自然界に存在している物質と言うことなので、適量食べるくらいでは健康への危険を心配しなくても良いようです。
リン酸塩
2つ目は、プロセスチーズの品質を安定させる乳化剤として使われている『リン酸塩』です。
これはカルシウムと結合して骨を作っている成分なのですが、プロセスチーズを1日に約633g以上食べると過剰摂取になり、カルシウムの吸収が妨げられて骨粗鬆症となるので要注意です。
また、リン酸塩はミネラルと結合して体の外へ排出されますが、1日に約633g食べるのを長期間にわたって続けていると体内のミネラルのバランスが崩れ、生活習慣病を引き起こす危険もあるので気をつけましょう。
プロセスチーズの糖質とカロリーはどのくらい?
そして、プロセスチーズと言えば丸いケースに6個入った3角形のものが有名ですが、この場合、1個食べたときの糖質摂取量は0.23gなので、全部食べきったとしても1.38gにしかなりません。
そのため、糖質を制限できるので、ダイエットにぴったりだといわれています。
ただし、カロリーに至っては1個あたり61kcal、全部食べきると366kcalと非常に高いです。
ですから、1日のすべてのカロリーをチーズから摂取するなんて栄養は偏りますし、色々な食材からバランス良く栄養を摂取するためにも、毎日6個全部を食べきるのは避け、おやつとして考えましょう。
となれば、おやつとしてのカロリーの目安は1日200kcalなので、毎日食べるなら2、3個が適量ですね。
まとめ
牛乳が苦手な分、カルシウムを補うためには毎日6個入りのチーズを全部食べようと思っていましたが、やはり何事も適量があるのですね。
ただ、糖質を制限できるというメリットもあるので、今後はおやつに甘いお菓子を食べる代わりにプロセスチーズを1個食べて健康を保っていきたいと思います。