炒める・茹でるなどと言った手間をかけなくても、開けるだけでそのまま食べることのできる魚肉ソーセージ。
「お魚が原料なので体に良い」とテレビのCMで歌われていたこともありますし、普通のウインナーソーセージよりあっさりとした口当たりで食べやすいので、
ダイエットに向いているような感じがしますよね。
ところがその一方で、含まれている成分が問題となり、健康に悪いともいわれているのです。
そこで今回は魚肉ソーセージの栄養成分や添加物を調べた上で、なぜ健康に悪いのか、そしてダイエットには向いているのかを分析してみました。
魚肉ソーセージの栄養成分や添加物は?
初めに、魚肉ソーセージに含まれている栄養成分は次の5つです。
- タンパク質
- カルシウム
- DHA・EPA
- ビタミンB2
- ナイアシン
これだけを見ると、魚肉ソーセージには生きていく上で必要な栄養成分がほとんどといって良いくらい含まれているので、たくさん食べたくなっちゃいますよね。
でも、魚肉ソーセージには栄養成分の他に塩分と添加物が含まれており、食べ過ぎると健康に悪い食材にもなってしまうので、1日に食べる量を調節しなければなりません。
塩分
まず、魚肉ソーセージに含まれている塩分は、1本あたり0.7gとされています。
そのため、1日の塩分摂取量は6.5g未満と定められている18歳以上の女性の場合、1日に食べる量は4本までにとどめておきましょう。
また、同じ18歳以上の女性であっても、高血圧の場合は1日の塩分摂取量が6g未満なので、1日に食べる量は1~2本にしておいた方が安全ですね。
亜硝酸ナトリウム
そして、魚肉ソーセージに含まれている添加物で注意しなければならないのが亜硝酸ナトリウム。
これは肉類などの加工食品を美味しそうに見せたり、食中毒の原因となるボツリヌス菌を抑制したりするための添加物です。
しかし、亜硝酸ナトリウムは肉類に含まれる「アミン」という物質と結びつくことで、「ニトロソアミン」という発がん性物質に変化します。
その結果、たくさん食べるとニトロソアミンが腸内で肉のタンパク質と結びつき、大腸がんを発症するリスクがあるのです。
ですから、やはり食べ過ぎには十分注意が必要ですね。
魚肉ソーセージはダイエットに向いている?
とはいえ、食べる量を気をつければダイエットに向いている食材でもあるので、小腹が空いたときにお菓子の代わりに食べるのは有効な手段です。
では、具体的な3つの理由をご紹介しましょう。
DHA・EPAが中性脂肪を下げる
1つ目はDHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)の作用です。
これは鰯や鯵などの青魚に含まれている脂肪成分で、牛肉や豚肉の油脂よりカロリーが低く、中性脂肪を下げる役割があるのです。
そのため、太りやすくて健康を害してしまわないか気になる人には向いている食材ですね。
良質なタンパク質が多い
2つ目に、魚肉ソーセージに含まれているタンパク質は良質な物で、基礎代謝を上げて筋肉を作る作用があります。
ですから、ダイエットのために筋肉トレーニングをしている場合は、積極的に魚肉ソーセージを食べて栄養補給をすると良いでしょう。
味がご飯と合わない
そして3つ目に、普通のウインナーソーセージを食べるとご飯も一緒に食べたくなりますよね。
ところが、魚肉ソーセージの味はご飯と合わず、一本食べきってもご飯が欲しくなることはないのです。
その結果、魚肉ソーセージを食べると太る原因になる炭水化物を食べることが少なくなり、私もダイエットに成功したことがありますね。
まとめ
食べ過ぎると塩分の取り過ぎやがんの発症が懸念される魚肉ソーセージ。
しかし、適量であれば中性脂肪を下げたり、基礎代謝を上げたりと、ダイエットの強い味方にもなってくれます。
食べる量に注意しながら継続して食事に取り入れ、ダイエット効果を高めていけると良いですね。