野沢菜はカブに似た見た目で多少ですが味は苦く、一方高菜は野沢菜より葉が大きくて辛味を感じる、という違いがあります。
確かに野沢菜と高菜って、イマイチ違いがよく分からないもの…。
でもこの二つは似て非なるものなので、今回はそんな野沢菜と高菜の違いを詳しく解説!
また、野沢菜と高菜の美味しい食べ方もお教えしますね。
覚えておくと、野沢菜か高菜が手に入った時、かなり役立ちますよ!
野沢菜と高菜の違いで味の特徴は?
野沢菜には本当に多少ですが苦味があり少しさっぱりとしていて、高菜は辛味があるのが特徴なんです。
ものすごく似ている野沢菜と高菜ですが、もう味の時点で違いがあるんですね!
私はあまり、というかこれまで全然、野沢菜も高菜も食べたことがありません。
そのため、それぞれ味に特徴があると知り、かなり良い勉強になりました!
もしスーパーで両方とも売っていたら、味を知っていることで、どちらを買うべきか判断できますもんね。
私は辛味のある野菜が苦手なので、断然に野沢菜を選んで購入します。
でも辛味が好きな人には、高菜を買うのがやっぱりおすすめ。
特に高菜の辛味成分って、マスタードと同じなので、ピリッとした刺激を求めている場合には、高菜は適していますよ!
ちなみに、野沢菜も高菜も、漬物にされることが多いのですが、その場合にも味にそれぞれ違いが出てきます。
まず野沢菜ですが、本来は長野の寒冷地で栽培や加工されるため、漬物にすると気温が低いため、ゆっくりと乳酸発酵するもの。
すると、漬物にした場合であっても、味がとてもマイルドであり、酸味や塩辛さは控えめに仕上がります。
反対に高菜は熊本が原産地であり、やっぱり気温が高い場所で漬物にして発酵されるもの。
温暖な気候で発酵した高菜の漬物は、酸味と辛味の強い味になっていきます。
野沢菜と高菜って漬物にした場合でも、かなり味に違いが出てくるんですね!
私は野沢菜の漬物は長野の『おやき』に入っている、というイメージが強いので、漬物をそのまま食べると、どんな味になるのかも想像がつかなかったです。
でもよーく考えてみれば、それぞれ原産地も違う、全く異なった野菜なので、味に違いがあるのも当然ですね!
機会があったら、野沢菜と高菜の漬物を食べ比べしてみます。
野沢菜と高菜のそれぞれの美味しい食べ方
野沢菜も高菜も漬物にして食べるのが定番。
ですが、他にも野沢菜はおひたしや炒め物に、高菜は煮物や炒め物の具材に使うのも美味しいでしょう。
特に野沢菜に関してはおひたしにしたり、煮物に加えるか、漬物にしてから炒め物の具材にすると更に美味しいですよ!
もしくはやっぱり有名な食べ方としては、『おやき』の具材にするという食べ方も良いですね。
ただ、『おやき』の具に野沢菜の漬物を使うと、ちょっとクセのある香りが出てきます。
そのため、人によっては野沢菜の『おやき』って、食べづらい場合もあるんですよね…。
温かい漬物の香りが苦手なのでしたら、なるべくは、野沢菜の『おやき』は食べない方がおすすめ。
一方、高菜に関しては漬物にする他、生のままサラダにしたり、加工していない状態で炒め物にするのが美味しい食べ方。
高菜ってなんと生食もできる野菜だったんですよ!
私はてっきり、高菜も漬物にしてから調理すべきかな、と思っていましたが、実はそのままでも食べられるものなんです。
もちろん、高菜は漬物にしてから、チャーハンの具材にしてもOK!
高菜の方が色々と食べ方や使い道が多いんですね。
でも、高菜はやっぱり辛味成分が含まれているので、あまり小さいお子さんや辛いのが苦手な人にはおすすめ出来ません…。
野沢菜なら比較的さっぱりと美味しく食べられるので、『おやき』を除いて、割と万人受けするでしょう。
野沢菜と高菜って、美味しい食べ方にも、少しずつ違いがあるんですね!
ぜひ今後、長野に行った時には野沢菜を、熊本に行った時には高菜を食べてみてください!
特に両方とも漬物は美味しいですよ。
まとめ
野沢菜はかすかに苦味はあるものの、さっぱりとした味で、高菜は辛さを感じる味をしています。
また食べ方に関しては、両方とも漬物がおすすめ。
でも高菜は生食も出来るし、煮物や炒め物、チャーハンの具材にしても美味しく食べられるもの。
野沢菜は漬物をそのままか、おひたしにすると良いですね。
それぞれ違いがあり、味の好みも人によって分かれるものなので、ぜひ特徴を覚えておいて、購入したり料理に使っていきましょう!