今の時代は女性だけが育児をするというのはもう古いですよね。
夫婦であっても共働きが普通、そして共働きをするからには、育児や家事などはしっかり夫婦で共有をするべきですね。
そのような背景から叫ばれているのが男性の育休ですね。
しかし、日本での男性の育休取得率は低いです。
男性はなぜ育児休業を取得しないのでしょうか?
また育休が取れないのには理由があるのでしょうか?
ここでは育休について解説をしていきます。
男性が育休を取れない理由は…育休はありえないというイメージから?
男女平等が叫ばれている社会ですが、男性の育休取得率はいまだに低いです。
男性の育休取得率ですが、年々上昇傾向ではありますが、それでも全体の5%前後。
これでは育休が浸透しているとはとても言えないですよね。
男性が育休を取れない理由ですが、以下のようなことが挙げられます。
・人手が足りない
社員数の少ない会社の場合、一人一人の社員にかかるウェイトは大きくなります。
特に中小企業の場合には特に人手が足りなくそのような傾向が強いです。
なので育休を申請したとしても上司からは非常に嫌な顔をされたり、そもそもが許可が取れなかったりもします。
有給を使って育休を取ろうとして拒否をされる時点で違法にはなるのですが、無理をして育休を取ったら異動を食らったなどの事例もあります。
・社内に制度がない
社内に育休の制度がない、育休取得者がいない場合などはこちらも育休が取れない場合があります。
社内に育休取得者がいないのでそもそもが育休を取る空気ではなく、育休取得が言いづらいということがあります。
このように会社によっては育休が取れないということはよくあります。
しかし、本人が育休を取りたいのにそれを拒否をするのは明確な違法です。
最近は育休に関するパワハラなども増えていますので、労働基準局に相談をすれば対応もしてくれます。
男性の育休期間は?取りにくい…短時間でもまず考えてみて
そうは言っても男性で育休というのは取りにくいかもしれません。
しかし、断言します。
男性で短い期間でもいいので育休は取ったほうがいいです。
条件こそありますが制度として男性にも育休があるほか、男性が育休を取得することは以下のようなメリットがあります。
・子育てを体験できる
育休を取得することで男性も子育てを体験することになります。
実際に子育てをすることによって育児の大変さ、女性の大変さが分かります。
そしてそれにより、今度の育児にも夫婦で協力をするという意識がきっと芽生えるでしょう。
・ワークライフバランスを整えることができる
福利厚生として育休制度がある会社や国制度を使うことで、ワークライフバランスを整えることが可能です。
申請をすることによって時間外労働や深夜残響を禁止したり、労働時間の短縮をすることができます。
また子供が病気をした際でも休みを取ることができます。
このように普段は残業など仕事が忙しくて、子育てに参加できない人でも、育休制度を利用してワークライフバランスを整えることができます。
海外の育休は日本ではるかに進んでおり、世界で最も子育てがしやすいと言われるノルウェーでは、男性の90%以上が育休を取るとされています。
育休中に関しても80%以上の賃金を受け取ることができ、これならば安心して育休を取ることができますよね。
日本でも制度としては難しくても有給などをうまく使って、短い期間でも育休はぜひ取ってみてください。
夫婦で子育てをするということは今しかできない貴重な体験だと気がつくはずですよ。
まとめ
日本でも育休の制度はありますが、実情としては育休を使うのは男性全体の5%ほどとなっています。
多くは育休が取りずらい空気であったり、会社として制度がなかったりと、今後も大きな課題となっています。
育休は子育てを体験し、今後の家族の生活を豊かにするほか、ワークライフバランスを整えるなどの大切な制度です。
ぜひ育休を取って、夫婦で子育てをするようにしてくださいね!