今住宅業界ではウッドショックと呼ばれる波に飲み込まれています。
家の建築費用が高騰し、材料が届かないなどで予定の期日に家が建てられないこともあるようです。
しかし、このウッドショックですがニュースでやっているのは見ても、どうしてそのようなことが起こっているのかまではわかりませんね。
ここではそんなウッドショックについて、わかりやすく理由や原因を解説していきたいと思います!
ウッドショックとは?2021年のお家の建築費用が高騰⁉原因は?
ウッドショックですが、全体としては建築材料の高騰化を指しています。
日本でかつて起こった、石油の高騰のオイルショックになぞらえてウッドショックと名付けられたこの現象ですが、どうしてそのようなことが起こったのでしょうか?
結論から言えば、ウッドショックは新型感染症の影響が大きいです。
では詳しく解説をしていきます。
2020年から新型のウイルスが世界中に猛威を奮っていますよね。
私たちも今までの生活から大きく変わってしまい、今やマスクが手放せなく、外出すること自体も気を遣う社会となっています。
そんな新型感染症ですが、どうしてウッドショックが起こるのでしょうか?
日本では国産の建築材料は4割に過ぎません。
なので残りの建築材料は海外からの輸入を頼っています。
しかしそんな輸入ですが、新型ウイルスによりアメリカや中国で木材の輸入が高まりました。
この背景としては、感染拡大によってテレワークやマイホーム需要が増えたこと、そして経済対策として低い住宅金利ローンになったことが挙げられます。
これらの影響によりアメリカや中国など日本の主流の材木輸入先で需要が伸び、日本への供給が著しく少なくなってしまいました。
それにより、日本でのウッドショックが発生したというわけです。
実は筆者は今年の5月に家を建てました。
完成したのが5月であったため、契約などは去年でありウッドショックの影響は全くありませんでした。
ただここのところのウッドショックの影響で家の費用は上がっているらしく、ハウスメーカーさんからもタイミングとしてはよかったということを言われました。
私たちの生活を大きく変えた新型ウイルスですが、こんなところにまで影響を与えるというのは驚きですね。
→「米雇用統計 いつ」について書いた新しい記事へのリンク
ウッドショックの影響はいつまで続く?長期化かも?
そんなウッドショックですが、気になるのが影響がいつまで続くかですよね。
結論から言えば、ウッドショックの影響はいつまで続くかはわかりません。
この新型の感染症が収まって、いつも通りの日常が戻ったとしても、世界の情勢次第ではウッドショックの影響が続く可能性が高くあります。
ウッドショックの影響ですが、強いのは建売住宅やローコスト住宅と言われる住宅です。
これらの住宅の場合、国産の建築材料より、外国産を多く使っていることが多いです。
そのためウッドショックの影響を受けやすく、現在でも対応が迫られています。
ハウスメーカーごとにウッドショックへの対策がされておりますので、もし今後家を買うことを検討している場合には、ハウスメーカーにしっかりと相談をしてみるようにしましょう。
またハウスメーカーの中には国産の建築材料に拘っているメーカーもあります。
その場合は、あまりウッドショックの影響を受けないので、結果的に安くなるということもあります。
家は一生の買い物ですので、しっかりと考えるようにしましょう。
そして早くウッドショックの影響が収まって、いつも通りの日常に戻ってもらいたいですね。
まとめ
現在、建築材料の高騰化が進んでおり、ウッドショックと呼ばれています。
ウッドショックの原因としては昨年から流行っている新型の感染症の影響が強いです。
これにより、日本の木材輸入先で住宅需要が高まったことで、日本に供給が遅れ、ウッドショックが引き起こされています。
ウッドショックはいつまで続くかはわかりません。
もしマイホームを検討している方は、色々と検討をして納得のいく家づくりをしてくださいね。