結論から言うと、温室効果ガスとは人間によって作り出された排出ガスが引き起こす弊害です。
ですが、一方で人間が生活していく上でなくてはならないものでもあります。
種類は、二酸化炭素、メタン、一酸化炭素、フロンガスなどがあります。
また、赤外線を吸収する性質を持ちます。二酸化炭素は、主に車や電車、飛行機などの乗り物を動かすときに排出されたり、家庭や工事の電気を作るとき、一般ゴミを処理する際に燃やすことで多く発生します。
メタンは、世界的に見ると、牛のゲップや石油、石炭などから発生すると言われています。また、日本では、稲作が約40~60%と他の国に比べて異例の高さとなっています。
一酸化炭素は、自動車の排出ガス、火災や喫煙中のタバコなどから発生します。
フロンガスは、冷蔵庫やエアコン普段の生活で身近なものから発生します。
温室効果ガスが地球温暖化に影響があった？数十年後には大変なことに？
世界的問題（課題)とされる地球温暖化。それは温室効果ガスによって、地球の表面から地球外へ向かう赤外線が大気中にとどまり、熱として蓄積され地表に戻ってくるため、地表付近の大気が暖められ、多様な生物にとって暮らしやすい環境が維持されています。
しかし、大気中の温室効果ガスの濃度が高まると、この効果が強まり地球の表面気温が過度に上昇してしまいます。これが、地球温暖化の大きな要因の1つとなっています。
それだけではありません。異常気象が発生する頻度が高まります。これは、近年増えている極度の風害、ゲリラ豪雨にあたります。
世界全体から排出される温室効果ガスのうち、約80％を占めているのは二酸化炭素（CO2）です。
この二酸化炭素の国別排出量や、国民一人当たりの排出量は、国や地域によって大きく異なります。
2016年の一年間に、世界約190カ国から排出された二酸化炭素の総量は、およそ323億トン（二酸化炭素換算）ですが、そのうち、70％近くは、日本を含めたほんの十数カ国からの排出が占めていました。
また、一人当たりの二酸化炭素排出量を比較すると、先進国の排出量が、途上国の3倍以上に相当していることがわかります。
世界の二酸化炭素の排出量が増えている原因は、これらの一部の国に住む人たちが、電気や石油をたくさん使う生活をしているためです。
さらに温暖化の深刻な被害をすでに受けている人々の多くは、温暖化にほとんど責任のない、貧しい途上国にすむ人たちです。
森林破壊や農業由来の排出量も小さくありません。森林の伐採や火災、農地を造成するための土地改変等による二酸化炭素の排出くわえて、農業での施肥が元で排出される温室効果ガスは、実に全排出量の1/4になります。
森林が破壊されると、二酸化炭素の吸収源が失われるため、さらに温暖化を加速させてしまうおそれがあります。
温室効果ガスを個人で削減ってできることなの？
個人で削減できるのかということですが、できます。
これは、私が調べていて見つけたものですが、たった30秒のアンケートに答えるだけで「温室効果ガスの削減に取り組める」というものです。
さらにボランティア団体に10円寄付されます。実際にやってみたところ、全４問、yesかnoで答える簡単なものでした。これで私も１つ個人削減ができました。
とはいえ、温室効果ガスは世界各国で削減への取り組みが計画され、実行に移されていますが、経済成長に不可欠なエネルギーと密接な関係があり、再生エネルギーや効率的な発電方式などへの移行が世界的な課題となっています。
まとめ
地球温暖化が地球環境を脅かしています。1歩ずつでいいのです。
より良い未来のために、できることをしましょう。ゴミを減らす、排気ガスの削減、できることはたくさんあります。今こそみなさん力を合わせるときです。
