ひとり親支援の制度を知ってる?高等職業訓練促進給付金とは?

ひとり親 高等職業訓練促進給付金とは 経済に関すること

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高等職業訓練促進給付金は、母子(父子)家庭の母または父が安定した生活を送るための就職が可能となるような、資格の取得を促進するための助成金となっています。

さらに嚙み砕いて言うと、ひとり親の方が資格取得を目指すための修業期間の生活費を支援してくれる制度のことです。

対象者

➀20未満の子供を育てているひとり親
児童扶養手当を受けているまたは同等の所得水準
③対象資格の所得が見込まれる人
➃仕事または育児と修行の両立が困難な人
今までもらったことがない人

受給の対象となる養成機関は自治体ごとに決められていて、どんな資格でも良いというわけではありません。

対象者の③にもあるように、その人がその資格を取得して就職につながるということが前提です。

支給までのながれ

1.住んでいる自治体に事前相談
2.修行開始 自治体に申請
3.月10万円の給付

事前に審査を受けてからからになるので、必ず窓口で相談して流れを把握してから申請してください。

順番を間違えると給付金がもらえない可能性があります。支給期間の上限は4年です。

 

ひとり親支援制度の高等職業訓練促進給付金を受ける条件は?

ひとり親 高等職業訓練促進給付金とは

高等職業訓練促進給付金は、自治体によって対象となる養成機関などに差はありますが、厚生労働省で定義されている条件は主に4つあります。

➀児童扶養手当を受給している方
②①と同等の所得水準にある方
③養成機関で6ヵ月以上の訓練
➃資格取得を目指す方

条件は時代の流れや時世によっても変わります。まずは自治体に相談してみてください。

給付対象になる養成機関は都道府県によって違いますが対象となる職業資格は、看護師・准看護師・介護福祉士・理学療法士・作業療法士・調理師・保育士などです。

近年は、IT系の資格であるシスコシステムズ認定資格やLPI認定資格も含みます。

自治体によっては美容師・理容師などもあり、いずれも就職に有利な資格という基準です。

まずは自治体での事前相談が必要となります。

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ひとり親支援制度の高等職業訓練促進給付金はいくらもらえる?

ひとり親 高等職業訓練促進給付金とは

高等職業訓練促進給付金の支給内容は、

非課税世帯毎月 10万円
訓練期間最後の1年はプラス4万円
訓練終了後 5万円の支給
住民税課税世帯、毎月 7万5千円 
訓練期間最後の1年はプラス4万円
訓練終了後 2万5千円の支給

となっています。

 

自治体によっては一定の要件を満たす人に対して入学金等の貸付制度もあるので自治体のホームページや窓口で確認してみてください。

ハローワークでも高等職業訓練促進給付金についてや、それに関連する制度に関して説明が聞けると思うので、求職中であればハローワークの相談から始めてみてはいかがでしょうか。

ひと月10万円または7万円の給付はかなり大きいですよね。

働きながらや子育てしながら勉強するのは大変ですが、資格を取ってしまえば安定した生活ができる可能性がかなり上がります。

少し先の未来のためにまずは相談に行ってみましょう。

 

まとめ

長い名前で聞いただけでは内容がよくわからない給付金ではありますが、ひとり親で資格を取りたいと思っている人にとってとても助かる給付金です。

私は10代の頃専門学校で美容師の資格を取りましたが、30代、40代で学びに来ている人もいました。

お給料がすごく良い業界とは言い難いですが、一度取得してしまえば特に更新料なども必要ないうえに全国どこでも使える資格です。

いわゆる手に職というのはそういう意味では心強いものになるので、興味はあるけど諦めた、子供のために安定した仕事に就きたいという思いがあるのであれば、制度を利用して資格取得を目指してみてください。

勉強した日々は決して無駄にはなりません。

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