ここ最近テレビを見ていると、ニュース番組などでちょくちょく耳にする言葉の1つが「食品ロス(フードロス)」。
これは、まだ食べられるのに食品が捨てられてしまうことを意味します。
今日を生きるための食べ物を入手することさえ苦労している人もいる中、大切な食べ物が廃棄されているなんて残酷でもったいない話ですよね。
そこで今回は食品ロスの原因を調べ、ムダなく食べきるために私たちができることはないかを考察してみました。
食品ロスの原因はなに?最新の情報は?
まず、食品ロスが起こる原因には次の3つがあります。
- 家庭や外食での食べ残し。
- 賞味期限が切れることによる腐敗やカビの発生。
- お店での売れ残り。
中でも日本では小売店や外食業者から出る食品ロスと、家庭から出る食品ロスの割合はおよそ半々となっており、国民一人一人に換算するとお茶碗約1杯分(約130g)の食べ物が毎日捨てられています。
これだけだと少ないようにも思えますがそれは大きな間違い!
国民全体で換算すると10トン車トラック約1,640台分の食品が廃棄されていることになるので、まさに「ちりも積もれば山となる」ということですね。
このうち小売店や外食業者からでる食品ロスは、新型コロナウイルスの流行で学校給食やイベントが中止となり、食料の引き取り手が減ったことから起こっていると考えられます。
一方で家庭から出る食品ロスは、買い物時の買いすぎと料理を作る際の作りすぎによって、食べきれずに期限が過ぎて捨ててしまっていることで起こります。
つまり、私たちの何気ない行動も大きな要因になっていると言うことですね。
食品ロスの対策は?私たちが今日からできること
私は夫と二人暮らしで、食料を買って調理すると余ってしまうことが予測されるので、出来あいの商品を必要な分だけ買って食べきったり、外食をしたりして過ごしています。
また、誤った保存方法によって食品が傷んでしまうと危険なので、まとめ買いもしていません。
今回はそんな私の生活の中から、食品ロスをなくすために工夫していることを2つ、気をつけるべきことを1つご紹介いたします。
賞味期限・消費期限をチェックする
1つ目の工夫は、消費期限と賞味期限をチェックすることです。
消費期限は過ぎたら食べたり飲んだりしない方が良い期限、賞味期限は美味しく食べることのできる期限です。
私は食品に記されている期限の表示が見えにくいため、買う前には必ずお店の人に消費期限と賞味期限を尋ね、自分の予定に見合った日付の物を購入するように心がけています。
期限の違いを確認し、自分がその期限内に食べられる分だけ買うことが大切ですね。
外食時に注文しすぎない
2つ目の工夫は、外食時に注文しすぎないことです。
食べきれる量だけを注文することも、食品ロスの立派な対策になります。
そのため、私は注文する時にどれくらいの量かを聞いてみるようにしています。
とはいえ、メニュー表には美味しそうな物がたくさん書かれているので、あれもこれも食べたくなることもありますよね。
そんな時は、ハーフサイズや少なめの量で提供されるメニューの種類を選ぶと残さず食べられますよ。
断る勇気を持つ
そして気をつけなければならないのは、遠方の家族や友人から食品を譲ると言われた時に断る勇気を持つことです。
私はお米やお菓子などを遠方の義母から送ると言われたときになかなか断れず、たくさんもらったものの、食べずに期限が切れて捨ててしまうことがしょっちゅうあります。
ですから、必要がないときはきちんと断る勇気を持ち、角が立たない上手なコミュニケーションで食品ロスが出ないように工夫しなければ鳴らないと思っています。
もしどうしても断れないのであれば、必要な時に必要な分だけもらうのも1つの方法かもしれませんね。
まとめ
飲食店で美味しい物を目にするとついつい多めに注文してしまったり、食べ物を譲ると言われたらなかなか断り切れなかったりと、食品ロスは私たちの何気ない行動から起こっています。
テレビやラジオで耳にしたら聞き逃さず、自分事として考えることが大切です。
そして、自分にできそうなことを今日から始め、食品ロスの削減につなげていきましょう。