100均のアロマキャンドルを使う事で健康被害が出ると言われている原因は、原材料の安さからきています。
高価なキャンドルでは使用されない原料を使用しているものや、同じ原料でも安く仕入れるために低品質の物になっていることがあるのです。
例えばよく使われる原料の1つにパラフィンワックスというものがあります。
手作りキャンドルなどでも使われる一般的な材料です。
安価なパラフィンワックスは精製がきちんとされていない可能性があることからあまり安全とは言えません。
実際に使ったところ変な匂いがしたという話もあります。
締め切った部屋で長時間使うのは避けましょう。
100均のアロマオイルの成分は何が使われているの?安全性は?
100均のアロマオイルに使われることの多い原料として
・パラフィンワックス
・パーム油
・香料
があります。
パラフィンワックスは石油からできているもので、キャンドル以外のものにもよく使われるものです。
100均以外のアロマキャンドルでも使われています。
パラフィンワックスは石油産業の副産物で、燃焼させると体によくない成分が含まれた煙を放出すると言われています。
密閉された空間で長時間放出された空気を吸い続けるなどしなければ、すぐに健康被害が出るものではありませんが、長期的に使用すると喘息や皮膚トラブルを引き起す原因になることもあるので気をつけてください。
パーム油も安価なものは不純物などが含まれていて安全性が低いと考えられています。
100均のアロマキャンドルはアロマとはいえ天然のアロマではなく人工物である香料を使用していることがほとんどです。
人工物だから悪いということではありませんが、「香害」という言葉があるように化学的な香りや臭いのアレルギー等あるので、強い香りを長時間浴び続けることは避けた方がよいでしょう。
またキャンドルの芯をしっかりさせるために亜鉛、すず、鉛などを使用することがあります。
どれも燃焼させると有害物質を発生させる危険性があります。
専門店や百貨店の売り場であれば芯にどういう素材を使っているのか店員さんに聞くこともできますが、流石に100均の店員さんに商品すべての原材料の把握は難しいでしょう。
そうなると100均のアロマキャンドルは燃焼させずに飾って楽しむのが無難と言えそうです。
100均のアロマキャンドルの正しい使い方は?換気の重要性!
100均のアロマキャンドルは安全性が高いとは言い切れないので、インテリアとして楽しむのが一番のおススメです。
どうしても火を点けて楽しみたい場合は次のことに気をつけてください。
・部屋を締め切った状態で使わない
・あまり壁の近くで使わない
・匂いなどが気になったらすぐ火を消す
必ず換気の良い部屋で使ってください。
キャンドルから出たすすで壁が汚れる場合があるので、壁から少し離して使用しましょう。特に賃貸にお住まいの方は気を付けてください。
ちょっとでも変だと思ったらまず火を消しましょう。
注意書きがある場合はよく読んでから使用してください。
100均のアロマキャンドルに限ったことではありませんが、器に入っていないタイプのキャンドルの場合は受け皿を使うなどして火事にも気をつけて使用しましょう。
まとめ
100均のアロマキャンドルに焦点を当てた内容になってはいますが、注意点などは他のアロマキャンドルも該当する部分があります。
天然のものだけ使っているものもありますが、天然だからといって必ずしも体に害が無いわけではありません。
アロマオイルなども妊婦さんや持病がある人が使えない物があります。
だからと言って必要以上に恐れる必要はありません。
アロマオイルもアロマキャンドルも使い方に気をつければ私たちを癒してくれるとても良いアイテムです。
シチュエーションや部屋の環境によって上手く使いわけをしていきたいですね。