「コロナが落ち着いたら海外旅行に行こう。」
海外の美味しい食べ物やかわいい動物をテレビで見ていると、友達とそんな会話で胸を膨らませることもあるのではないでしょうか?
でも、海外に滞在するとなれば日本と季節が違うので気候に合わせた服が必要だし、日本にない物があったらお土産にいっぱい買って帰りたいので、何かと荷物が多くなりそうですよね。
とはいえ、機内に持ち込めるスーツケースのサイズは決まっているため、それに見合った大きさのスーツケースに入るように荷物の量も調節しなければなりません。
そこでこの記事では、スーツケースを飛行機内に持ち込むことを想定した上で、測り方や選び方を伝授いたします。
スーツケースのサイズの測り方は?飛行機内に持ち込めるサイズは?
初めに、国際線の機内に持ち込み可能なスーツケースのサイズは、次の3つの条件を満たしていなければなりません。
- 3片の数が115cm(45インチ)以内。
- 3片それぞれの長さが55cm×40cm×25c以内。
- 幅55×高さ40×奥行25cm(幅22×高さ16×奥行10インチ)以内。
これはJAL(日本航空)も、ANA(全日空)も共通で、座席のクラスによって変わることもありません。
そして、これらの条件を満たしているか調べるためには、キャスターとハンドルも含んだ総外寸を測ります。
その際、ハンドルは収納した状態で測るのが基本だそうです。
ただし、ハンドルとキャスターのないバッグだけのサイズを測ると外寸を測ったことになり、これは正しい測り方ではありません。
お店では総外寸のサイズを表記して売られているようなので、買った後で自分流に測るのではなく、お店で表記をしっかりと確認した上で買った方が良いですね。
日本から搭乗する場合はこうした基準を厳しくチェックされるようなので、なおさら基準を満たしたスーツケースを準備する必要がありそうですよ。
スーツケースのサイズの選び方は?何を基準に大きさを選ぶの?
でも、スーツケースのサイズはピンからキリまでありますので、機内に持ち込める最大の大きさを知っていても、何を基準に大きさを選べば良いのか悩みますよね。
そこで今回は、大きさを選ぶ際の2つの基準をご紹介しますので参考にしてみてください。
宿泊日数
まず、スーツケースのサイズ選びでもっとも重要なのは、宿泊日数に合わせて選ぶことです。
一般的な容量の目安は次のようになります。
- 1~2泊=30L以下
- 2~4泊=31~45L
- 4~6泊=46~60L
- 1週間前後=61~80L
- 10泊以上=81L以上
しかし、現地の気候やお土産の量などによって荷物の量は変化します。
荷物が多くなりがちと思うのであれば、何リットル用なのかが明記されているゴミ袋に旅の荷物を入れてシミュレーションすると、必要なリットル数を計算した上でスーツケースを購入できるようですよ。
持ち運びの有無
そして2つ目に、スーツケースは常に床で転がしておけば良いわけではなく、階段が多い場所では持ち上げることが必要になります。
ですから、「大きすぎて手が届かない」、「重すぎて浮かせることができない」など、持ち上げるのが困難な大きさを選ばないように注意しましょう。
荷物が多い場合は無理に大きなスーツケース1つで移動しようとするのではなく、自分の体格や腕力にあったスーツケースを複数購入し、用途に分けて荷物をまとめられると良いですね。
まとめ
スーツケースの容量が大きすぎて搭乗する際に引っかかったり、持ち運びをすると重すぎて手が痛くなったりすると、楽しみにしていた旅行も苦い旅となってしまいます。
悔いの残らないスーツケース選びをするためにも、機内に持ち込めるサイズをオーバーしていないか、スムーズに持ち運びができるかなど、細かいところまできちんと確認するように心がけましょう。