今フレイルという言葉が度々話題になっています。
日本は今後超高齢化社会になっていきます。
その中でこのフレイルは大きな問題となっていき、より良いフレイルの予防が大切になります。
そんなフレイルですが中にはどう意味なのかまだわからない人もいるでしょう。
ここではそんなフレイルの意味や、フレイルの予防法について解説をしていきます!
フレイルの予防や改善方法は?食事が関係する⁉
まずフレイルですがどのような意味なのでしょうか?
フレイルの意味についてから解説をしていきます。
フレイルとは高齢化によって、身体の衰え、または社会的に孤立をしてしまうことを指します。
「Frailly」という虚弱を意味する言葉が語源となっており、2014年ごろに提唱をされる様になりました。
フレイルが進行をすると、一人では何もできなくなってしまったり、認知症の進行速度が上がるなどの弊害も起きます。
また社会的な孤立から孤独死も起こりやすくなっており、社会的な問題にもなっています。
そんなフレイルですが食事にも実は関係をしています。
フレイルですが食事では以下のようなことが関係をしてきます。
・口腔機能の低下
口から物を食べることができるというのは当たり前ではありますが、当たり前だからこそ人としての尊厳に大きく関係をします。
口腔機能が低下して、口から物が食べられなくなった場合は経管や胃瘻などで栄養を摂ることになり、QOLも著しく低下してしまいます。
口腔機能を低下させないためには普段からの食事をしっかりとることや、口をよく動かしての筋肉トレーニングが大切になります。
普段からよく会話をして表情を作ったり、口を動かすことも大切となります。
・孤食
高齢者で一人で食事を取っていると簡単なものしか食べずに栄養も偏りやすくなります。
会話をしないと口の筋肉が弱くなったり、認知症も進行するなどフレイルを引き起こしやすくなります。
なので家族が近くにいる場合はできるだけ一緒に食事を取ったり、友人などとも積極的に食事に出かけることが大切になります。
フレイル予防には運動も効果的!自宅で高齢者ができる予防法はコレ!
フレイル予防には運動も非常に大切です。
自宅で高齢者ができる予防法としては以下のことがあります。
・ラジオ体操
ラジオ体操はラジオが放送されていた当初から続けられている体操ですね。
もちろん今でもラジオで毎朝流れており、自宅でも気軽に体操をすることができます。
ラジオ体操ですが、実はしっかりと考えられて作られておりフレイル予防には非常に効果的です。
全身運動ですので、ダラダラとやらずシャキッと体を動かせば普通に疲れますし、トレーニングにもなります。
ラジオ体操は習慣づけることが大切になります。
また地域によっては集まりとしてラジオ体操を行っているところもあるので、コミュニケーションの場にも活用しましょうね。
・昇降運動
高齢者の自宅での運動で効果的なのが昇降運動です。
下半身は全身の筋肉の70%を占めているだけでなく、日々の生活をする上でも欠かすことができません。
ですので下半身を鍛えることが効率的にフレイルを防止することができます。
自宅でできる運動としてはステッパーなどを使って昇降運動するだけでも十分に効果があります。
高齢者用のステッパーでは手すりがついているのもありますので、検討をしてみましょう。
また昇降運動でなくとも、その場での足踏み運動であったり、片足立ちでも十分に効果はあります。
ぜひフレイル防止のために下半身を鍛えるようにしてくださいね。
まとめ
超高齢化社会における日本ではフレイルが大きな問題となっています。
フレイルは運動能力や社会的な孤立によって、身体が弱まってしまうことを指します。
このフレイルを防止するためには食事であったり、日頃からの運動を心がけることが大切です。
身近なことからでも気軽に始めることができるので、ぜひ元気な老後を過ごすためにもフレイル防止を意識してみてくださいね!