家庭の事情や体調の変化などによって今まで通りの仕事が難しくなり、転職を考えることは誰しもあります。
ところが転職先に勤務してから2年以内の人を調べてみると、4人に一人の割合で転職後に後悔した人がいるようでした。
理由は入社前の会社イメージと、入社後になってわかる会社の実態にギャップを感じる「ミスマッチ転職」のようです。
実は私も2020年に結婚し、友人の紹介で転職先が見つかりましたが、入社前に友人から聞いていた良いイメージに対して、入社後わかったパワーハラスメントの多い実態に耐えられず、一ヶ月で離職した経験があります。
でもせっかく転職することができたのに、「自分の思っていたイメージとは違う」という理由で離職するなんて、何だかもったいないですし、未練も残りますよね。
そこで今回は転職後の未練を断ち切る方法と、後悔しないで転職する方法を私の経験も交えながら解説したいと思います。
転職後に後悔して戻りたい…?未練を断ち切るには?
もちろん私も離職した直後は自分の早まった行動に後悔し、「せめて1年は継続すればよかった」という未練は残りました。
しかし、何もしないで悔やんでばかりいても現実は変わりませんので、次の2つの方法で断ち切りました。
転職から離職までの流れをノートにまとめる
1つ目は、自分はなぜこの会社に転職し、どんな理由で離職に至ったのかを思い出し、一連の流れを時系列でノートにまとめる方法です。
嫌なことを思い出すのはつらいかもしれませんが、自分を振り返ることは次へのステップアップにつながります。
ここは嫌だった感情も含めて思い出し、あなたなりの辞めたいと思った理由をきっちりと書き留めておきましょう。
ちなみに私は書き留めることで、人間関係のストレスと言葉の暴力によって転職したのだと、気持ちを整理することができました。
これからのことを考える
2つ目は書き留めたノートを読み返しながら会社を辞めた事実を受け入れ、この先どうやって生きていくのかを考える方法です。
現実を変えるには次にやりたいことを早めに見つけ、その夢に向かって行動を起こしましょう。
私の場合、離職したのはマッサージ師としての仕事でしたが、人間関係を気にせず自分のペースで働ける在宅ワークをしたいと思い、離職した2日後から探し始めました。
そして、仕事内容を調べていくうちに「ライターとして働きたい」という気持ちが生まれました。
そこから毎日バタバタと職探しをしていくうちに、離職したことを後悔する時間は日に日に減っていき、今はライターとしての仕事に誇りを持って取り組んでいます。
転職後に後悔して出戻りはできる?後悔しない方法とは?
「辞めた会社に戻りたい」と思うこともあるかもしれませんが、人事異動や経営方針の変更など、人間の気持ちと同じように会社は常に変化しますので、
あなたが戻りたいと思っている頃の会社はもう存在せず、出戻りは難しい可能性があります。
ですから、辞めて後悔しないためには次の2つの努力をしなければなりません。
私の場合もパワーハラスメントは宜しくないですが、自分がこの2つの努力を怠ったことが離職の原因でした。
業務内容を調べる
1つ目は、転職先の業務内容を事前に調べておくことです。
私は転職した際、職種を変えたわけではないので業務内容は変わらないと思い込み、採用が決まってから出社までの間は毎日遊んで過ごしていました。
その結果、自分の思いと異なる業務内容になかなかついて行けないことで、ばかにしたような言葉をたくさんかけられ、人間関係のストレスになってしまったのです。
ですから辞めた後で後悔しないためには、職種が今までと同じでも、業務内容は職場によってさまざまですので、
これから入社する職場で求められている業務を事前にしっかりと調べて転職に臨みましょう。
毎日少し勉強時間を作る
そしてもう1つは、仕事以外の時間にも、毎日少しずつ勉強することです。
プライベートの時間まで仕事のことを考えるなんて、正直しんどくて嫌だと思うかもしれません。
でも仕事で与えられたことをするだけでは、スキルは一向に上がりません。
私も退勤した後は仕事のことは一切考えたくないと思い、足りないスキルを補う努力はまったく行っていませんでしたので、なかなか技術が伸びることはなく、言葉の暴力を受けるようになったのです。
仕事が終わって長時間の勉強は疲れてしまいますが、寝る前、出勤前など、少しくらいの時間はあるはずですので、無理のない範囲で日々の努力を怠らないことが重要ですね。
まとめ
ミスマッチ転職の原因は、もしかすると自分にもあるかもしれません。
離職した後に後悔しても出戻りは難しいので、後悔しないためにも日々の勉強や業務内容を調べる努力が大切です。
とはいえ、やはり自分の思いとは違いすぎて辞めざるを得ないこともあります。
そんな時は辞めた理由をしっかりと受け入れ、明るい未来に向かって歩いて行きましょう。