ここ最近地震や豪雨と言った災害が増えており、一軒家であれば向こう三軒両隣と良好な関係を気づいておくと、お互い助け合うことができるというもの。
とはいえ、親しくなりすぎてお互いの生活にまで深く介入すると、思わぬトラブルの原因になる可能性もあるので、適度な距離を取ることが大切です。
そこでこの記事では、上手に近隣者との距離を置く方法と近所付き合いをしなくて済む場所や地域について、私の経験を交えながらご紹介いたします。
上手に距離をおいて近所付き合いをしない方法は?
まず、上手に距離を置いた近所付き合いをするためには、目立たず空気のような存在でいることが重要です。
そのためには、次の2つを心がけましょう。
余計なことは言わない・聞かない
1つ目は、ばったり会ったときの会話はほどほどにして、余計なことは言わない・聞かないことです。
私は結婚して今の家に引っ越した際、幸せになれたことがとても嬉しく、誰かと顔を合わせれば夫のことと二人の仕事のことばかり話していました。
すると、周囲には「自慢話が多い人」と思われていたようで、同じ地域の人からあからさまに仲間外れにされたことがありました。
ですから、相手にネタを与えないためにも、お金のこと・仕事のこと・自慢話はなるべく避けておくと安心です。
それだけでなく、人の悪口ばかり言う人がたくさん近所に住んでいる場合、対応を間違えると今度はあなたが話題の中心になることもあるので、悪口の輪には決して入らないように気をつけましょう。
トラブルの元を作らない
2つ目は、「これくらいは許容範囲だろう」と甘く見ず、想像力を働かせてトラブルの元を作らないことです。
中でも、ご近所トラブルで多いのは臭いと騒音です。臭いに関しては決められた曜日・時間にゴミを出し、ペットがいる場合は糞尿をきちんと始末するように気をつけましょう。
騒音に関しては大声を出さないことや、時間によってテレビやラジオの音量を調節することはもちろん常識です。
また他にも、帰宅が深夜になることや小さい子供がいることなど、周囲と変わったことで騒音が予想される場合は、あらかじめその旨を話しておくことも有効な手段です。
ちなみに私も視覚に障害があり、白杖をついて外を歩く音や、パソコン・スマートフォンの音声を使って文字を読み上げる音が響くことも考えられるため、引っ越しの挨拶の際には自分の障害のことを細かく伝えましたね。
近所付き合いをしない場所や地域ってどんなところがある?
そして、挨拶程度の軽いコミュニケーションのみの付き合いを希望しているのであれば、町内会や自治会のない場所や地域を選ぶことがオススメです。
なぜなら、自治会や町内会がある地域だと、色々な催し物をやったり、会費を集めて収支決算をしたりと、「近所で一緒に何かをする」というスタイルなので、気の合う人でなくても深く関わっていかなければならないからです。
私が住んでいる地域も自治会があり、予測できない日や時間帯に会費の集金に来られると困ることがあります。
とはいえ、障害があることを伝えると、イベントの役回りは免除してくださっています。
それに、大雪のなか買い物に行こうとしたら近隣の人が車を出してくれて助かったこともあるので、自治会のあり方にも一長一短あると感じています。
家を決める際には間取りや価格だけでなく、自治会についてもしっかりとチェックしておくと良いですね。
まとめ
自分の生活スタイルや時間を壊したくないと思うなら、自治会のように規則のある付き合いはネックになるかもしれません。
でも、「遠くの親戚より近くの他人」というように、防犯や災害時のためには心強く思える部分があるのも事実です。
顔を合わせた時の挨拶はきちんと行い、「つかず離れず」といったスタンスでお互いにストレスを感じることなく生活することが、もっとも自然な近所付き合いといえるでしょう。