「テレワーク」とは、インターネットなどの情報通信技術を用いて、時間や場所を自由に選べる働き方のことを意味します。
これに対してフリーランスや小規模法人が、1つのスペースを強要しながらそれぞれに働くことを、「コワーキング」といいます。
とはいえ、最近では新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、同じ場所に人が集まらないようにあちこちで呼びかけられており、「テレワーク」の方がなじみ深い言葉になっていますよね。
そこで私も経験したことがないからこそ知りたくなり、「コワーキング」について調べてみました。
コワーキングスペースは何をするところ⁉費用はいくらぐらい?
まず、「コワーキングスペース」とは、コワーキングを行う人たちが集まり、コミュニケーションをとりながら情報や知恵を共有する空間を意味します。
費用はオープンスペース・自由席であれば、月額10,000円~15,000円で収まります。
しかし、固定席や個室を借りる場合はオープンスペース・自由席よりも高い傾向にあり、30,000円~50,000円がかかります。
この他にも固定席や個室を借りるとなれば、保証金として10,000円~90,000円、初期費用として20,000~30,000円がかかることもあるようですよ。
では、実際にどんな用途で使われるのかを3つご紹介しましょう。
会議室として利用する
1つ目にクライアントとの打ち合わせをする際、自宅は家族が居るので込み入った話ができなかったり、喫茶店は騒がしくて仕事に集中できなかったりしますよね。
この点コワーキングスペースではフリースペースを利用して話し合いを行うことができるのです。
中には専用の会議室を設けている施設もありますので、公私をきっちりと分けて仕事にできした場所で会議ができれば、クライアントからもさらなる信頼が得られるでしょう。
イベントスペースとして利用する
そして専用会議室だけでなく、イベントスペースを備えているコワーキングスペースもありますので、人を集めてセミナーや展示会などのイベントを開催することも可能です。
中にはカフェタイプのコワーキングスペースもあり、参加者みんなでケーキを食べたりコーヒーを飲んだりしながら、オフ会のような雰囲気でイベントを開催することもできそうですよ。
ものづくりスペースとして利用する
他にもキッチンを備えていて試食会を開催できるスペースや、3Dプリンターやレーザーカッターなど作業用具が利用できるスペースなどもあり、物作りスペースとしての利用も可能です。
コワーキングスペースは執務だけでなく、一人一人がやりたいことに一生懸命打ち込む場所でもあるようですね。
コワーキングのメリットとデメリットは何?働き方にも影響ある⁉
このように多種多様の使い方ができるのですから、利用している人もさまざま。
フリーランサーの私は一人で仕事をしているのですが、職場の人との会話がないので寂しさを感じることがあります。
しかしコワーキングスペースだと、疲れた時に違う職種の人と雑談をして息抜きができるというメリットがあるように思います。
そして何気ない会話が日常的に行えるようになれば、自分一人では生まれなかったアイディアを取り入れながら、お互いに仕事のコラボレーションができるという良い影響もあるでしょう。
たとえばライターの私の場合だと、システムエンジニアの方に見栄えの良いレイアウトやパソコンの使い方を習い、逆に私は文章の表現を教えてあげたりといったことが期待できそうですね。
ところが気軽に雑談をすることができる分、電話をかける声やイヤホンから漏れる音など、周囲の音が気になるというデメリットもあります。
またコミュニケーションを促すために、パソコン1台分のスペースしか設けられていないところもありますので、広いスペースを使って仕事をしたい人には向いていないかもしれません。
そのため、どういう環境なのかを知ってから利用することが大切です。
まとめ
在宅で仕事をしていると、「気がついたら何日も誰とも話していない」なんてこともあるでしょう。
それに同じ職種の人ばかりが集まる場所で仕事をしていると、人間関係も考え方も限られてしまう可能性があります。
人脈を広げて多様な考え方を身につけたいのなら、あなたもコワーキングスペースの利用を考えてみてはいかがでしょうか?
でも、それぞれのコワーキングスペースによって利用状況は異なりますので、まずは興味のあるコワーキングスペースに問い合わせてみることがオススメです。