人生会議はいつからすればいい?もしものためにやったほうがいいの?

人生会議 いつから 日常・暮らしの悩み

スポンサードリンク



人生会議とは、「もしも」の時に備えて、あなたが大切にしていることや、どのような医療やケアを望んでいるかについて自分で考え、信頼する人たちと話し合う取り組みをいいます。

これは、もしもあなたが命に関わる大きな病気やけがをした時に、信頼できる人があなたの気持ちを想像しながら、医療やケアについて考えられるようになるためのとても大切な会議です。

具体的に行うタイミングとしては、次の3つの時期が適しています。

  • 仕事を退職・引退したとき
  • 病気になったとき
  • 介護が必要になったとき

とはいえ、「知りたくない・考えたくない」という場合もありますので、すべての人が必ずしなければならないというわけではありません。

では実際に行うにはどんなことが大切なのか、メリット・デメリットも含めて考えてみましょう。

 

人生会議をやることでメリットやデメリットが知りたい!

人生会議 いつから

初めに、人生会議を行うことは、あなたの希望や価値観を信頼している人たちに知ってもらう機会となります。

その結果、あなた自身の心や身体の状態に応じて、自分の希望する治療や介護を受けられるようになるので、人生の最後まで自分らしく生きられるというメリットがあるのです。

また、伝えた自分の思いをきちんと書き留めておくことで、万が一あなたが自分の気持ちを話せなくなったとしても、あなたの思いを伝えることができるので、信頼している人たちは戸惑うこともなく、気持ちの負担は軽くなるでしょう。

ところが、自分の死をイメージすることでさえ難しいのですから、それを信頼している人と共有するなんてもっともっと時間がかかります。

ですから、あなたと信頼している人との気持ちが合っていないまま、いきなり「人生会議」と題して深刻な話が始まってしまうと、どちらかが不快な気持ちになってしまうと言うデメリットもあるのです。

現に私の母方の祖母(82歳)も、「私はこの家で死にたい」といつも言っていました。

それなのに、「基礎疾患があるしこれからが心配」という私たちの思いから、

いきなり「ここに入ってみない?」と老人ホームを紹介しながら人生会議を始めてしまい、私たちに対して「捨てられた」という嫌なイメージが払拭できずにいるのです。

もちろんその逆で、あなたは今後の治療についての話をしたいと思っていても、信頼している人たちが「あなたはまだ生きられるはずなのに縁起でもない」と、話すことを拒む場合もあるでしょう。

このようなことから、「人生会議」と気弱酢に、いつも気楽に行われている世間話の中で、それぞれの思いや価値観を共有しておくことが重要なのではないかと思います。

 

人生会議における大切なこととは⁉もしものときのために…

人生会議 いつから

そして、人生会議における大切なことは、『何度も繰り返し行うこと』です。

たとえば、私の父方の祖母(96歳)は、以前は「元気だから介護はいらない」と言っていましたが、独りぼっちで寂しくなったことや、住んでいる地域が寒いことから老人ホームへの入居を希望するようになりました。

人の気持ちはコンピューターではありませんので、体験したエピソードやその時の体調・精神状態によって、考えは変化していくものです。

ですから、自分の大切にしていることを日々確認し、気持ちが変わったらその都度信頼できる人にきちんと伝えましょう。

またその際には相手の意見も必ず聞き、信頼している人がどう思っているのかも知っておくことも必要です。

こうした繰り返しの意思の確認ができていれば、それぞれが大切にしている物が違うことに改めて気づかされ、信頼している人との関係はより深まっていくでしょう。

 

まとめ

いきなり「人生会議」とかしこまらず、まずは自分や信頼している人たちが何を大切にしているかを確認することから始めてみませんか?

そのためには、「最後まで地域の人に役立つことがしたいな」とあなたが言ったり、「将来どんなところに住んでみたい?」と信頼している人から尋ねられたりと、普段の会話の中で楽しく意見交換ができると良いですね。

タイトルとURLをコピーしました