自分なりの目標に向かって頑張りたいという思いから入部した部活動。
しかし、「練習がきつい」、「他の部員とうまくいかない」などの理由から、辞めたいと思うこともあるでしょう。
私は実際に高校生の時、「仲良しの友人が一緒だから」という理由で音楽部に入部しましたが、
顧問の先生と折り合いが悪かったことや、クラスメートしか部員がいなくて世界が広がらなかったことから1年で辞めた経験があります。
なので、辞めたいと悩んでいるあなたに対して「辞めずに頑張れ」というアドバイスをするのではなく、
辞めるメリット・デメリットを考察しながら、将来を考えた時に後悔しない方法をお伝えいたします。
部活を辞めるメリットとデメリットは?夢や将来を考えて判断必要?
まず、部活を辞めると、これまで部活をやっていた時間が自由な時間になりますので、新しいことに取り組むチャンスが生まれるというメリットがあります。
実際に私もこれが最大のメリットでした。
なぜなら、音楽部を辞めた後で、運動不足を解消する目的で卓球を始めた結果、お互いをたたえながら勝負を重ねるスポーツの楽しさを知ると同時に、試合に参加することで交友関係も広がったからです。
さらに、音楽部に所属していた頃は、顧問の先生からJ-POPを聴くことを禁止されていましたが、辞めることで心置きなく好きなアーティストの曲が聴けるようになったので、
悩み事から解放されるということもメリットの1つだと思います。
とはいえ、辞めた後でまったく後悔がなかったわけでもありません。
幼児期からずっと仲良しで、合唱やピアノの連弾をともにしてきた友人とは別行動です。
そのため、共通の話題がどんどん減ったと同時に、お互いの嫌なところばかりが目につき、今では疎遠になってしまったので、仲間との友情が崩れることこそがもっとも大きなデメリットだと考えられますね。
部活を辞めることは逃げでも悪いことではない!
とはいえ、友情が崩れて「自分は逃げたんだ」という喪失感にジワジワと襲われたとしても、辞めることが決して悪いこととは限りませんので、落ち込まなくても大丈夫です。
ただし、辞めた時に明確な理由があるかないかはその後の学校生活を左右しますので、あなたはどういう理由で辞めたいのかをもう一度冷静に考えてみてください。
明確な理由がある場合
まず、明確な理由がある場合は肩に乗っかっていたものがなくなり、精神的にとても身軽になりますので、学生の本業である勉強に支障が出なくなるでしょう。
現に私も辞める前に、交友関係を広げたいことと、趣味であるJ-POPを聴くことを顧問の先生に毎回汚い言葉で否定されることを担任の先生に相談しました。
その上で、「勉強も趣味も大切にしたい」、「もっと交友関係を広げたい」という2つの理由を明確にしてから辞めたので、学校生活は安定し、直後の定期考査でぐんと得点がアップしました。
明確な理由がない場合
一方、「なんかだるい」、「なんとなくつまらない」などと明確な理由がないまま場合、自由な時間をもてあまし、日常生活がだらしなくなる傾向にあります。
たとえば、テストのある日に遅刻や欠席が目立ったり、学校の宿題や委員会の仕事など、すべきことをサボったりと、ルールを守らないことが多くなりがちです。
また、部活を辞めた後で生活に張りがなくなり、未成年で喫煙や飲酒をしたり、女性にわいせつな行為をしたりと、問題行動に走る場合もあるでしょう。
つまり、辞める理由を明確にしていなければ、しだいに逃げ癖がついてしまうということが分析できますね。
まとめ
部活を辞めるか辞めないのか、最終的な判断を下すのはあなた自身です。
ただし、辞めてから後悔しないためにも、辞めるという行動を起こす前に、どんな理由で辞めたいのかをよく考えることをオススメします。
部活に入った当初のあなたはどんなことを考えていたのでしょうか?
一度、新入部員だった頃を思い出してみることも、今後自分がどう動いていくのか考える糸口になるかもしれませんね。