補習・課題・テスト。受験を控えた高校生は、進学先の問題の傾向を見ながら勉強漬けの毎日。
私も専門学校への進学を目指していたので、高校3年の9月から受験のある3月までの睡眠時間は約5時間でした。
ただ、とても眠たかったのに担任の先生からは、「5時間睡眠なんて当たり前です」と言われ続けていたので、何だか納得がいかないままモヤモヤした気持ちで半年間を過ごしていました。
そこで今回は、睡眠時間が5時間って寝不足にならないのかを改めて考察してみたいと思います。
睡眠時間が5時間は適正なの?寝不足にならない⁉
初めに、高校生の理想的な睡眠時間は8時間前後とされており、5時間では決して適正とは言えません。
なぜなら、8時間を下回ると日中寝不足となり、勉強面・身体面・精神面に不調が出てしまうからです。
まず、勉強面においては午前中から居眠りをする回数が増え、授業に集中できず、成績が下がってしまいます。
今思えば、私が3年生の12月から1月にかけて、数学の成績が下がってしまったのもこれが原因です。
毎回あくびをしながら授業を受けていたので、計算ミスが多くなっていたのだと考えられますね。
また、眠ることで脳は昼間に学習した内容を整理し、記憶として定着させます。
ですから、寝不足だと記憶力が低下し、受験の本番に実力を出し切れなくなってしまうので要注意です。
続いて身体面においては疲れがたまりやすくなり、免疫力が低下して風邪や感染症を引き起こしやすくなります。
とくに受験本番はさまざまな感染症が猛威を振るう冬場が多いため、当日に感染して受験ができなくなる可能性もあります。
そのため、感染対策の一貫として手洗いうがいと同じように睡眠を取ることも忘れないようにしましょう。
そして、精神面においては自律神経が乱れるため、イライラしたり抑うつ状態になったりします。
私のクラスメートも朝起きられないことで情緒不安定になる日が増え、不登校が続いていました。
学校を休むということは、高校生に必要な学習ができなくなるということにつながります。
ですから、勉強時間にこだわらないで効率の良い勉強をする方法を身につけ、睡眠時間もしっかり確保することが重要ですね。
睡眠時間が5時間で目が覚めるのは大丈夫?
とはいえ、睡眠時間には個人差があり、春から夏にかけて短く、秋から冬にかけて長くなるので、季節によっても異なります。
そのため、もし睡眠時間が5時間で自然に目が覚めるのであれば、8時間睡眠にこだわって無理に寝ようとしなくても大丈夫です。
ただし、寝たいときに眠れなくなったり、睡眠時間が十分なのに目覚めが悪くなったりすると、質の良い睡眠が得られなくなってしまうので、
生活リズムを整えることが大切です。
ですから、毎日朝は同じ時間に起きて太陽の光を浴び、夜はパソコン・スマートフォン・タブレットの強い光を浴びすぎず、同じ時間に寝るように心がけましょう。
また、頭も体も疲れている状態で勉強するのは、集中もしにくく内容の理解もできません。
そのため、放課後の補習や塾で帰宅が遅くなった日の夜はしっかりと寝て、疲れがとれた翌朝に勉強しましょう。
在宅ワークをしている私も夜は決まった時間に睡眠を取り、翌朝仕事をするように心がけているのですが、
睡眠時間も確保でき、仕事もはかどるのでオススメですよ。
まとめ
どんなに苦手教科の克服に努めようとしても、どんなに課題が多かったとしても、日中寝不足で成績が下がって追試が続くようでは本末転倒です。
体調を整えて感染症を予防するためにも生活スケジュールを一度見直し、毎日あくびや居眠りをしないで活動することのできる自分にとっての最適な睡眠時間を見つけて行動することが重要なのですね。