キッチンシンクのステンレスの白い汚れの正体は数種類の成分からできていますが、大きく分けるとアルカリ性と酸性の汚れに分けることができます。
アルカリ性の汚れはいわゆる水垢と呼ばれるものです。
水道水の中に含まれる成分が水が蒸発した後も残ることでつきます。
ステンレスの白い汚れは、主にこの水道水の成分が残ったものですが、なかには石鹸カスが含まれる酸性の汚れもあります。
アルカリ性の汚れと酸性の汚れでは落とし方も違います。
アルカリ性の汚れには、酸性の洗剤、酸性の汚れには、アルカリ性の洗剤、どちらも中和させて汚れを分解させてから落とします。
キッチンシンクのステンレスが白く曇るのは水垢?スッキリ落とすには?
キッチンシンクの白い汚れは主に水垢です。
水垢の汚れというのは日々少しずつ積み重なった汚れで、目立つ頃には落ちにくいです。
汚れの程度によっても効果は変わってきますが、水垢を落とす方法をいくつか紹介します。
・クレンザー
クレンザーを使ってスポンジでこすっていきます。
気をつけないとステンレスを傷つけてしまいますので、研磨率の低いもの(20%程度)を使用してください。
比較的汚れがひどくない時におススメの方法です。
・酸性の洗剤
お酢やクエン酸を使った水垢を落とす洗剤が市販されています。自分でクエン酸水を作るよりコストはかかりますが、手間は省けます。
各洗剤の使用法にしたがって使用してください。
・クエン酸水
クエン酸 小さじ1:水 200mlの割合で作ります。
水垢にスプレーでたっぷり吹きかけて10分程放置してスポンジでこすっていきます。
それでも落ちない場合はキッチンペーパーにクエン酸を浸してクエン酸パックのようにして放置時間も長くしてみてください。
その他
メラミンスポンジも汚れを削って落とすものなので有効です。人工ダイヤモンドの研磨剤が付いているスポンジも水垢落としとして市販されています。
アルミホイルやレモンやオレンジの柑橘系の皮でこするという方法もあります。
アルミホイルは研磨剤と同じような働きで、光っているほうの面でこすります。
レモンにはクエン酸が含まれていますので、クエン酸の効果で水垢を落とします。食べ物を掃除に使うのは少し抵抗がありますが、使いきれない代表選手でもあるので、腐らせるくらいならお掃除に使うのもいいですね。
酸性で色々試して落ちない場合は、水垢ではなく石鹸カスが含まれる汚れの可能性もあります。
その場合は重曹が有効なので重曹を試してください。
重曹水という方法もありますが、重曹を汚れに直接振りかけてこすってみてください。
キッチンシンクのステンレスの水垢対策ってある?
キッチンシンクの白い汚れは水道水が主な原因なので、使用後によく洗い乾いた布などで十分に拭いて水分を残さないということが大事です。
通販やホームセンターで購入できるコーティング剤もあります。
コーティングは少し手間ですが、日頃のお手入れを楽にできます。
材質や使用方法がご自宅のシンクに使えるか確認して購入しましょう。
レモンのクエン酸だけでなく、大根にも汚れを落とす成分がふくまれています。切れ端を捨ててしまう前に少しステンレスを磨いてみてください。
まとめ
キッチンの汚れは多くが日々の汚れが積み重なったものです。わかってはいても忙しいとついつい後回しにしてしまいます。
ですが、後回しにするとのちのち多くの労力や洗剤を使わなければならなくなります。
日々汚れではなくお手入れを積み重ねていけるようになりたいですね。
どうしても時間がなかったり、自分ではお手上げという場合は業者にお願いしてもいいと思います。
自分にストレスが少ない方法を選びましょう。