10月の中旬頃、ファミリーマートに店員を介さず無人で決済のできるシステムが導入されたというニュースをテレビで耳にしました。
しかも、使ってみた人の話によると、操作は簡単で、慣れれば会計から袋詰めまでが30秒程度で済むだろうとのこと。
私も毎日のように近所のファミリーマートを利用する中、通勤・通学時やご飯時など、混み合いそうな時間帯の買い物は何となく避けていましたが、これなら短時間で手軽に買い物ができそうですよね。
そこで、このファミマの無人レジは高齢者や私のような障害者でも取り扱いは大丈夫なのか、買い物の流れと支払い方法を調べて見ました。
ファミマの無人レジの買い物の流れは?
初めに、買い物はおやつ・軽食・飲み物など、選んだ商品をセルフレジの前に置き、ディスプレイから次の手順で支払いの手続きを行います。
ポイントカードの有無を答える
まずはポイントカードを持っているか、もっていないかを答えます。この時、楽天ポイントカードかTポイントカードを持っているのなら、バーコードで提示できます。
もし、持っていない場合は「お持ちでない方」を選びましょう。
商品のバーコードを読み込む
次に、商品のバーコードをレジ本体の左側の端末にかざして読み込んでいきます。
読み込み系端末はゲームボーイのような形で、左から次の3つの順で並んでいます。
- バーコード決済用端末
- 読み込み端末
- 電子マネー端末
支払って袋詰め
そして、すべての商品のバーコードを読み込み、金額が出たらお好みの方法で支払います。
レシートはレジ本体の下部から出てきます。後は商品の袋詰めをして終わりです。
割り箸や使い捨てのスプーンなども近くにあるので、自分で必要に応じて袋に入れることができるようですよ。
ただし、次のものには対応していないことを覚えておきましょう。
- たばこ
- お酒
- 揚げ物
- 中華まん
- POSAカードなどの購入
- 公共料金の支払い
- 宅配便
また、操作方法はすべてタッチパネルであるため、スマートフォンやタブレットを使うことの慣れていない高齢者には少し困難ではないかと思いますね。
ファミマの無人レジの支払い方法は?キャッシュ以外にも多数あり?
そして、やはり気になるのが支払い方法ですが、現金は使えず、レシートクーポンや引換券も利用できません。
さらに、近頃はなるべく財布を出さずに買い物をすることが浸透されているため、スマホ決済サービスに特化しているシステムになっており、ここでも現金を扱うことの多い高齢者よりも若者向けに考えられていることが分析できますね。
とはいえ、支払い方法はキャッシュ以外にも4つあるため、スマホ決済をよく利用する人にとっては、1つがだめでもどれかは使えるので嬉しい話です。
以下にその4つをまとめますので、あなたが使えそうなのはどれか考えてみてください。
バーコード決済
1つ目はバーコード決済。
ファミリーマートで利用するバーコード決済と言えば『ファミペイ』を想像するかもしれませんが、ファミペイ以外にも使えるサービスは6つあるので大丈夫。
以下の6つの中からあなたが使っている物を選ぶことができますよ。
- ラインペイ
- ペイペイ
- 楽天ペイ
- au Pay
- d払い
- We Chat Pay
なお、チャージされている金額が不足している場合は利用できませんので、どれを使うにせよ事前チャージを忘れないでくださいね。
電子マネー
2つ目は電子マネーで、次の6つが使えます。
- 交通系電子マネー(Suica・ICOCAなど)
- 楽天エディ
- iD
- WAON
- QUIC Pay
- Tマネー
公共交通機関をよく利用する人は、SuicaやICOCAを使っている人も多いのではないでしょうか?
スマートフォンにSuicaやICOCAを登録しておくと良いですね。
ポイントカード
3つ目はポイントカード。ファミリーマートでは楽天ポイント・Tポイント・dポイントの3つが利用できます。
「ポイントをせっせと貯めて、時が来たらどんと使いたい」と思う人にはお得ですね。
クレジットカード
そして最後はクレジットカードで、次の7つが使えます。
- JCB
- VISA
- マスターカード
- アメリカンエクスプレス
- ダイナースクラブ
- ディスカバー
- 銀聯(ぎんれん)
ただし、クレジットカードを使う場合、お店によっては支払額に上限がありますので、買いすぎに注意しましょう。
まとめ
行列回避や人員削減には最適なファミマの無人レジ。
しかし、高齢者や私のような障害者には使いにくく、まだまだ有人レジを使わざるを得ない比が続きそうですね。
現金が投入できるようになること、タッチパネルだけでなくボタンでも操作できるようになること、そして使用方法を音声で指示してくれるようになることを期待しています。
この3つが備われば、現金しか持たない人も、タッチパネルに慣れていない人も、小さな文字が読みにくい人も気軽に利用でき、高齢者や障害者も買い物がしやすくなるのではないでしょうか?