端午の節句(五月人形)飾りは誰が買うの?理由や風習は?

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私は5歳離れた弟と二人兄弟なのですが、器用な母親が切り絵で作った端午の節句飾りが、額に入れて飾られていたのを覚えています。

ところが、そんな私も30代になって男の子を持つママたちと話す機会が増えたのですが、当時の端午の節句飾りの話をすると風習の違いに大変驚かれてしまいました。

そこで今回は、端午の節句飾りは身内の誰が買うのかを、理由や風習も含めて考察したいと思います。

 

単語の節句飾りはどっちの親が買う?理由は?

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まず、昔は結婚といえば奥さんが旦那さんの実家に入り、旦那さんの両親と同居するのが当たり前!

そのため、離れて暮らす奥さんの両親が、娘の近況と孫の成長を知りたくて端午の節句飾りを旦那さん側の家に持参したということから、端午の節句飾りは母方の親が買うといわれていました。

しかし、最近は私のように両親と同居していない家庭も多くなっているので、必ずしも母方の親が買わなければならないという決まりはありません。

両家の親同士の仲がよい場合は、お金を出し合って買うというケースもありますし、私の実家のように子供のお母さん・お父さん自身が準備するのも珍しくはないようですね。

また、端午の節句飾りは子供の身代わりとして、降りかかろうとする災難から守ってくれる役割を持っています。

ですから、最初に生まれた男の子のために準備された5月人形を兄弟で兼用すると、お守りとしての効果が半減したり、それまで受けた災難を引き継いだりするため、生まれた男の子全員に分け隔てなく準備しなければなりません。

そのため、兄弟が多くて母方の親がすべて買うのは経済的に難しいという場合は、長男のものを母方の親、次男のものを父方の親というように、交互に買うのも1つの選択肢になるかもしれませんね。

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端午の節句飾りは地域によって誰が買うかが変る?

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さらに、先ほどご紹介した「母方の親が買う」というのは、主に西日本(関西から九州)の風習です。

これに対して東日本(北海道・関東・名古屋)では、家系の跡継ぎとなる男の子が生まれたことをお祝いするという観点から、父方の親が買うという風習が残っています。

また、九州においては県によって異なり、福岡では母方の親が買い、熊本では父方の親が買うようです。

ただし、両家の親がどちらもとくにこだわりがないのであれば、地域の風習に従う必要はありません。

ここでもっとも大切なのは話し合い!

「どちらかの親が自分の思いだけで相談もなく買って送ってきた」なんてトラブルが起こらないよう、飾る立場のあなたたちご夫婦も間に入り、両家の親が住んでいる地域の風習や初節句に対する思いなどを確認しておきましょう。

端午の節句の2か月程前からお店に並ぶため、なるべく早く話し合いを始められると良いですね。

 

まとめ

私の場合、どちらの親も西日本(九州以外)にいるため、地域の風習で意見が割れることはなさそうです。

でも、私の親は私に対してものすごく過保護だったため、その私の子供となればさらに思いが強くなりそうなので、

双方の親の思いの違いでもめ事が起こらないか心配です。

ただ、一番大切なのは誰が買うかではなく、息子の健やかな成長を願うために買うということです。

ですから、将来私たち夫婦に男の子が生まれたら、せっかくのお祝いを台無しにしてしまわないよう、夫婦の意見と両家の親の気持ちのバランスを考えた上で準備したいですね。

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