60代の断捨離で失敗しないためには、まず自分がどういう生活をしたいのか、理想を描くことから始めてみてください。
理想の生活が捨てるか捨てないかの基準になるので判断がしやすくなるはずです。急ぐ必要はありませんが、もしもの時のことも考えて進めていってください。
心がけるポイントとしては、
・「もったいない精神」を捨てる
・もしもの時は誰が後片付けをするのか考える
・物を増やさない
まずこの3つを心がけてみてください。
いらない物を捨てるという事にとらわれず、この先の生活が快適になるようにという方向で考えると「もったいない」の罪悪感が少し減らせるかもしれません。
どうしても捨てられないという場合は捨てられない理由を考えてみてください。代えがたい思いがある物を無理に捨てることはありません。
大切な物を保管できるよう本当に不要な物を処分してスペースをつくりましょう。
意外と忘れがちなのは「物」以外の不用品です。
キャッシュカード・通帳・保険・証券等は後片付けする人の頭を悩ませる大きな要因になります。
普段使用してないものなどは解約手続きをして、逆に使うものはわかりやすいようにしておくといざという時安心です。
60代がしてはいけない断捨離
まず断捨離を一気にやってしまおうと思わないことです。断捨離は思っている以上に心と体に負担がかかります。
継続できないようなやり方をして、自分に自信を無くしてしまうようなことになれば本末転倒です。
私の母も1人暮らしですが、60代の終わりに体が動かなくなる前にと、張り切って断捨離と模様替えをしました。
母はやりたいと思うと一気にやりたいと思うタイプなので勢いよく進めましたが、腰痛なども含め、体調不良をおこし何日か寝込みました。
数日でおさまれば問題ないですが、心の重荷になるようであれば、断捨離自体が嫌になってしまいます。
真面目な人ほど、きちんと断捨離しなければと思い、ストレスを感じてしまい体調不良を起こしやすいので、負担が少ないペースをみつけて継続的に行っていきましょう。
必要か不必要かを考えるのはとても頭を使います。
初心者は、始めやすい紙類や文房具から始めるのがおすすめです。
不用品を捨てて整理整頓していると、収納ケースや収納家具が欲しいと感じるかもしれませんが物を増やすのはNGです。
物は増やさない方向で収納を考えましょう。
断捨離をするとすごく気持ちが良くなるようなイメージがありますが、上記しました通り体への負担もあります。
断捨離に期待し過ぎずに、少しずつ進めるのがコツです。
60代一人暮らしの断捨離でご機嫌よく生きるコツとは?
物を整理して収納スペースのギュウギュウ・パンパンを無くせば無駄買いや、重複買いが無くなり無駄な出費が減らせます。
物を減らしてシンプルな生活にすることで動きやすく掃除がしやすくなると時間に余裕が生まれます。
以前は必要だったので習慣化していた事も案外今の自分には、必要無くなっている習慣もあるかもしれません。
小さいと感じるような無駄を省いていくことで、意外と時間やお金に余裕ができて、その分心豊かに過ごす時間が増やせるのではないでしょうか。
まとめ
断捨離という言葉はここ数年で一般化しましたが、断捨離イコール物を捨てるという意味に捉えられがちです。
本来は不必要な事柄や行いを捨て、執着から離れることとあるので、やり方や結果に正解があるものではないでしょう。
60代における断捨離は「ゆる生前整理」とも言えると思います。
必要なものを明確にし、もしもの時に手助けしてくれる誰かの手をなるべくわずらわせないという優しい気持ちが、自分自身の生活も豊かにするということですね。