納豆って美味しいですよね。
日本人の心とも言える納豆は、健康にもよくご飯にも合うので毎日食べるという人も多いでしょう。
筆者ももちろん納豆は大好きで、毎日納豆を食べています。
しかし、そんな納豆はいつから日本で食べられるようになったのでしょうか?
ここではそんな納豆の歴史的背景を解説していきます!
納豆の歴史的背景を解説!
納豆は長く日本人に食べられている食材です。
正確な起源は確かではありませんが、納豆はなんと縄文時代から食べられているとされています。
縄文時代には、豆を食べる習慣がすでにあるのと、中国から稲作が伝わりました。
本来の納豆の作り方は煮た大豆を藁に包むことで完成します。
藁や枯れ草には納豆菌が多くいるので、大豆を藁で包むことで発酵をさせるのですね。
縄文時代の史跡には、居住空間に藁を敷いていた跡があり、納豆ができやすい要素が揃っていました。
なので煮た豆を落としてしまい、そのまま藁の中に紛れ、結果的に納豆が出来上がったとう説もあります。
これらはあくまでも推察ではありますが、納豆が偶然出来上がったものだとしたら、なんともすごい偶然ですよね。
ただ仮にできたとしても、腐った大豆を食べようと思う縄文人もすごいですが…
このようになっとは縄文時代には食べられていたとされますが、これはあくまでも推察です。
歴史的にしっかり納豆を食べられるようになったのは平安時代の頃です。
この頃には発酵食品という文化も生まれていました。
平安時代の頃には大豆は一般的な食材であり、大豆を運ぶために、俵に詰めて運んだとされています。
その際に煮た大豆を俵に詰めて運んだことにより、数日後に偶然できた納豆が、意外にも美味しいと評判になりました。
これが納豆が生まれるきっかけになり、納豆という食文化が正式に発祥したとされています。
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納豆が本格的に食べられるようになったのは江戸時代!
ただそれでも納豆はまだ限られた地域でしか食べられない食材でした。
それが広く全国的に広まったのは江戸時代です。
その歴史的背景には醤油があります。
江戸時代の頃に広く伝わった醤油は全国的に市民に愛される調味料になりました。
醤油は安く手に入る上に、様々な食材に合うということで食文化が急速に広まっていきましたが、醤油によく合うとされた食材の一つが納豆です。
確かに今でも納豆は単体だときついですが、醤油を混ぜることで美味しく食べられますよね。
まさに江戸時代の人々も同じ感覚であり、納豆に醤油をつけて食べると美味しいということで、広く全国に伝わっていきました。
それにより納豆は全国的な食べ物になり、江戸時代には納豆売りの商人も多くいるようになりました。
ザルに納豆を入れて売り回っており、江戸の朝の定番となっていた納豆は、当時の歌にもよく登場するほどでした。
今でいう日本人の朝食であるご飯に味噌汁に納豆というスタイルは、江戸時代の頃に確立するようになったのですね。
納豆は海外でも注目!?
そんな納豆ですが、当然日本では馴染みの食材ですよね。
ただ海外では納豆はどうなのでしょうか?
結論から言うと、やはりあまり好まれてはいません。
あの独特の匂いと粘りは外国人には受け入れがたく、納豆は嫌いな日本食の中でもトップクラスになります。
ただ近年、海外で納豆の健康効果が特集されたことにより、少しずつですが注目されるようになっていきました。
中には日本人のように毎日納豆を食べている外国人もいるとか。
納豆が苦手ということはわかりますが、健康に良いのは間違い無いので、ぜひ納豆が海外に受け入れられてもらいたいですね!
まとめ
納豆ですが起源はなんと縄文時代からあったとされています。
ただこれはあくまで推察に過ぎず、正確に食べらていたのは平安時代とされています。
その後、江戸時代には醤油の広まりとともに、全国的に納豆が食べられるようになりました。
近年では海外でも納豆は注目をされており、食べる人が増えています。
ぜひ今後も納豆が世界に広がり、健康食品として普及してもらいたいですね!